ガザ市で「人為的な」飢饉、国連支援組織が確認 今後拡大の可能性

(VOVWORLD) -国連が支援するイニシアティブが22日に発表した報告書によりますと、パレスチナ自治区ガザ地区の一部地域では「人為的な」飢饉(ききん)が公然と展開されています。
ガザ市で「人為的な」飢饉、国連支援組織が確認 今後拡大の可能性 - ảnh 1(写真:THX/TTXVN)

また数カ月にわたる容赦ない紛争の後で、状況は一段の悪化が予想されます。

食料危機の程度を検証する枠組み「総合的食料安全保障レベル分類(IPC)」が、ガザ地区(ガザ市を含む)で飢饉を確認しました。ガザ市は現在、イスラエルによる新たな大規模攻撃の拠点となっています。

「この飢饉は完全に人為的なものであるため、これに歯止めをかけ、回復させることは可能だ」と報告書は述べています。「議論やためらいの時間は過ぎ去った。飢餓は既に存在し、急速に拡大している。即時かつ大規模な対応が必要であることに、誰も疑う余地はない」

IPCは即時の停戦を要求しました。停戦によってガザ地区のすべての人々に人道支援が行き届かなければ、「避けられるはずの死が飛躍的に増加する」と述べました。

ガザ地区での約2年間の戦争の間、イスラエルは荒廃した同地区への援助物資の流入を制限したり、遮断したりしてきました。

飢餓で亡くなる人がいる一方、援助物資を受け取ろうとして命を落とした人々もいます。彼らは米国とイスラエルの支援する物議を醸すガザ人道財団(GHF)が運営する配給所で殺害されました。GHFは、イスラエルが長年批判してきた国連システムに代わる機関として設立されました。(CNN)

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